製造設備

ここでは、銑鉄鋳物生産における大まかな製造工程と、その 工程に必要な設備概要について説明します。


▼溶解工程

  1. 原材料の秤量切り出し
    大量生産工場では自動秤量切り出し方式のホッパーが設置されています。
  2. 溶解成分調整
    すでに説明しましたキュポラ,低周波炉,高周波炉などがあります。
  3. 出湯,溶湯処理
    取鍋に受湯し,接種や場合によっては黒鉛球状化処理などをおこないます。
  4. 鋳込み
    受湯した取鍋から直接鋳込む場合もありますが,大量生産工場では自動注湯機の採用によって省力化されています。
溶解工程
▼造型工程
  1. 砂の配合,混合
    主にローラー回転式のサンドミルが使用されますが、各種の種類があります。
  2. 造型機
    造型法には手込めと機械造型法の2通りがあります。
    ・手込めは主に中型以上の少量生産品に適用され、ランマなどで部分的にすなに衝撃を与えてつき固める方法です。
    ・機械造型には振動式や加圧式など、いろいろな種類がありますが、大量生産工場では 上型、下型などを自動的に作る造型機が使用されます。
  3. 型ばらし
    振動式や型枠をたたくように振動する方式などがあり、更にドラム型で型バラシと冷却を同時に行う装置もあります。
    ドラム型ばらし装置の構造
    ドラム型ばらし装置の構造
  4. 再生砂の回収
    現在、中規模以上の鋳物工場では使用後の砂の再生処理を自工場で行っています。この処理のため鋳物工場の大きな面積を専有し、更に設備投資額としても大きな 金額を占めています。
    再生方式としては、砂粒の表面に付着している粘結剤などを再使用時に支障がない程度に剥離し、更に微粉分、鉄粒などを除去することにあります。
    又、処理方法としては生砂型と有機自硬性砂型とではその内容が異なり、いろいろな再生方法が行われています。
    下図に生砂型と有機自硬性砂型の砂再生方式の例を紹介します。
    有機自硬生鋳型用装置例
    有機自硬生鋳型用装置例(回収、再生、混練)
  5. 仕上げ
    型ばらし後,鋳物に付着している砂をショットブラストで除去します。 次に、湯を流し込むため設置した湯道や堰など不要な部分を堰折り機で除去します。 最後に上型下型のつなぎ目から張出したバリなどをグラインダーで研削し仕上げます。
    生砂型再生システムフローチャート
    生砂型再生システムフローチャート

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